妊娠したいと思ったら…




赤ちゃんができたと言うことは、家族が一人増えるということ。
もし「そろそろ赤ちゃんが欲しい」と思い、計画的に子どもをもうけようと考えているのでしたら、事前に知っておいた方が良いこと、気をつけるべきことが幾つかあります。

まず、基本かも知れませんが基礎体温。
基礎体温は排卵日を知るのに役立ちます子どもが欲しいと願うのでしたら、排卵日はしっかり把握しておかねばなりません。
そもそも基礎体温とは、起床時、安静な状態のまま口の中で測る体温のこと。女性の基礎体温には低温期と高温期があり、これは月経周期に合わせて変化します。

【低温期】
月経から排卵までにかけてをいい、排卵日はさらに体温が下がります。

【高温期】
排卵日の翌日からです。
妊娠したかしていなかで高温期の期間が変わるので要注意!
妊娠していない場合は、予定月経の頃に体温が下がり再び月経が始まりますが、もし妊娠したなら予定月経日を迎えても体温が下がらないまま。高温期が続きます。

基礎体温は排卵日の目安、妊娠したかしていなかの判断材料になるだけでなく、妊娠中のトラブルを見つけるのにも役立ちますので、妊娠がわかってからも毎日でチェックをしておくと良いでしょう。

それでは次に、妊娠前にチェックしておきたい病気について触れておきましょう。
以下の病気です。

【風疹】
 妊娠初期に感染した場合、胎児に影響を及ぼす恐れがあります。
 主に胎児の視力・聴力の異常、心臓疾患などの障害を引き起こす可能性があるので、妊娠前に抗体の有無を確認しておきましょう。
 もしも抗体がない場合はワクチン接種を受けて妊娠後に風疹にかからないよう備えます。
 ワクチン接種から2ヶ月間は避妊するなど、妊娠しないための注意が必要になります。

【貧血】
 妊娠すると血液の循環量が増えるため、鉄分が不足して貧血ぎみになります。
 妊娠前から貧血気味の人は、妊娠するとさらにひどくなりますので、妊娠前から食生活を見直すなどして改善するよう努力しましょう。

【子宮筋腫】
 子宮内に筋肉のこぶのようなものができる病気です。
 こぶができている位置によっては受精卵が着床しにくくなる場合があり、不妊や初期流産の原因になると言われています。
 月経痛がひどかったり、不妊が続いた場合は、一度病院に行って調べてもらうと良いでしょう。

【虫歯】
 妊娠中は体内でホルモンバランスが急激に変化したり、つわりの影響で、虫歯や歯周病が悪化する可能性が高くなります。
 また妊娠中期・後期になるとお腹もすっかり大きくなり、人によってはお腹がふくらむことで引き起こされた腰痛による寝転がるのが辛いこともあるので、歯医者さんでの治療が困難になります。
 虫歯がある場合は、妊娠前に治療を終えるようにしましょう。

【性感染症】
 梅毒・淋病・エイズなどの病気です。
 これ等の病気が危険な理由として、お母さんだけでなくお腹の赤ちゃんにまで大きな影響を与える可能性あると言う点があげられます。
 これはお母さんだけの問題ではないので、妊娠前に旦那さんと一緒に検査を受け、もしもかかっているようならば治療しましょう。

【はしか】
 妊娠中に感染した場合、ごく初期に流産になる可能性が生じます。
 また、大人がはしかに感染すると重症化しやすいのは有名ですよね。
 妊娠前に感染の有無を調べておくようにすることをおすすめします。


このほか食生活や睡眠、運動など、普段の生活態度を振り返り、悪い部分はいずれお母さんのお腹に宿る新しい命のためにも、どんどん改善していきましょう。
安定した妊娠生活は、健康的な生活習慣から!