妊娠の症状

妊娠してから４ヶ月目。
あれ程お母さんを苦しめていたつわりも、ようやく落ち着いてくる頃でしょう。
４ヶ月目に入ると基礎体温が下がり、低温期に入ります。そのためつわりに並んで悩みの種だった眠気やだるさもおさまり、お腹の中に赤ちゃんがいるマタニティーライフを楽しむ余裕も出てくるのではないでしょうか？
中には４ヶ月目なのにつわりがおさまらない、と言うお母さんもいるかもしれませんが、つわりの程度には個人差があります。きっともう少ししたら落ち着くはずですから、もう少し頑張ってください！

４ヶ月頃の子宮は、子どもの頭くらいの大きさになります。
これは恥骨から上に出るくらいの大きさで、ようやくお母さんのお腹がふっくらしてきたことがわかるようになり、周囲にも見ただけで「妊婦さん」とわかるようになるでしょう。
お腹がふくらんでくるので、そろそろ妊娠前の洋服をきつく感じるようになるかも知れませんね。

妊娠１５週頃を迎える頃には胎盤が完成します。この時期になると流産の可能性がぐっと減るので一安心。
とは言え、太りすぎると出産に影響が出るのでしっかりとした体重管理と、ストレスをため込まないように注意してください。調子が良い時には、無理がない程度の運動をしたりしましょう。
つわりが落ち着き、食べ物に気を配る余裕ができたら、カロリーコントロールと便秘予防のためにしっかりした献立を立てることも重要になります。食物繊維をとり、バランスの良い食事をとるようにしましょうね。

また、お母さんには常に気をつけいて欲しいのが貧血。
もともと女性は、月経の影響で貧血気味の傾向がありますが、妊娠すると血液の量が増えることで水っぽくなり、鉄が不足しがちになります。
貧血がひどくなると体力が低下するのはもちろんですが、出産時の出血が多くなったり、産後の子宮の回復が芳しくなくなる、など出産時・出産後にまで影響をきたすので、鉄分の多い食品を意識的に食事に取り入れるようにしましょう。

中には「母胎が貧血気味だと、赤ちゃんにも影響する？」と心配されるお母さんもいるでしょう。安心してください。お母さんが貧血でも、赤ちゃんはほとんど影響を受けません。
赤ちゃんは自分の血液を作るために、ママの鉄分を優先的に摂取することができるのです。

もし食事だけでは鉄分の補給が追いつかず、貧血が改善しないときは、お医者さんに相談してみましょう。鉄剤を処方してくれます。