妊娠の症状

　


妊娠。女性にとっては、やはり特別な意味を持ちますよね。
自分の体の中に、自分ではない命がある喜び。
お腹の中にいる赤ちゃんを思うと幸せで胸がいっぱいになる反面、初めての妊娠だったら色々な不安もありますし、体にも異常や負担も出てきます。
妊娠で辛いことと言えばまずあげられるのがつわりでしょうが、つわりがおさまる中期頃になると、今度は別の悩みが出てきます。

では、その症状をあげてみましょう。

【妊娠線】
妊娠が進んでくると、怪我をしたわけでもぶつけたわけでもないのに、おなかや乳房、太ももなどにみみず腫れのような赤い腺があらわれます。
この線を妊娠線と呼ぶのですが、妊娠は妊婦の約７０〜８０％に見られ、出産を終えるとその線はだんだん白っぽくなり目立たなくなるものの、一度できてしまうと完全には消えません。
妊娠線ができる原因は、急激な体重増加による脂肪の増加や、皮膚の乾燥。完全に防ぐことは難しいかも知れませんが、体重管理と、皮膚を保湿することで、ある程度なら防ぐことはできます。

【体毛が濃くなる】
「え、何で妊娠して体毛が濃くなるの？」と思われるかも知れませんが、これにはホルモンの分泌が影響しています。
妊娠によりホルモンの分泌量が増え、その影響で体毛が濃くなってしまうのです。だけどご安心下さい、出産を終えればちゃんと元に戻りますから。
体毛が濃くなるだけじゃなく、髪の毛がぱさつく、抜け毛が増える、などの毛に関するトラブルも起こりやすくなります。

【皮膚のかゆみ】
上記の体毛同様、ホルモン分泌の変化によるもので、肌が敏感になり、かゆみを感じます。
我慢できないときはお医者さんに相談してみてください。

【頭痛・肩こり】
子宮が大きくり、お腹が膨らむことで姿勢や血行が悪くなります。
また精神的な不調も影響し、出産への不安などから頭痛や肩こりがひどくなるお母さんもいるそうです。
痛みをやわらげるためには、適度な運動をしたり、お風呂に入ることで血行をよくしたり、ストレスをためないようにしてください。

【しみ・そばかす】
ホルモンバランスの変化で、しみやそばかすができやすくなる人もいます。
外出する際は帽子や日焼け止めでしっかり紫外線・日焼け対策をしておきましょう。

【めまい・立ちくらみ】
大きくなった子宮に圧迫されることで血行が悪くなります。
それにより急に立ち上がったときに脳に流れる血液が一時的に不足し、めまいや立ちくらみを感じることがあります。
せかせか動くのは怪我の元。ゆっくり、無理のないスピードで動くようにしましょう。