妊娠5ヶ月(16〜19週)




妊娠してから5ヶ月。中期にあたるこの頃になると、胎盤も完成して「安定期」に入ります。
子宮は大人の頭くらいの大きさになり、お母さんのお腹もふっくらするので一目で妊婦さんとわかる体型になっているでしょう。

この頃から妊婦健診で、子宮の大きさを調べるために子宮底長と腹囲を測るようになります。
子宮底長は、まず足を伸ばした仰向けの姿勢になり、恥骨の上から子宮のてっぺんにあたる子宮底までの長さをメジャーで測ります。
また、腹囲はおへその上のおなかの一番大きい部分にメジャーをまわし、おなかまわりの長さを測ります。

お母さんによっては、18週頃からお腹の中で赤ちゃんが動いているのを感じるようになります。
これはお母さんにもよりますし、既に一度妊娠を経験しているお母さんなら初めてのお母さんよりも少し早めの16週頃から、赤ちゃんが動いているのを感じると言う人もいます。
この時期の赤ちゃんはまだとても小さく、体重も軽いので動いても母体に響きにくいのです。5ヶ月末頃まで感じない人もいるので、赤ちゃんの動きが感じられなくてもあまり不安にならないでくださいね。
また、胎動の感じ方にも個人差が見られます。例えばお腹の中で泡がポコポコと動いているように感じるお母さんもいれば、お腹の中をスーッとな撫でられているように感じるお母さんも。
感じる時期、感じ方と同様、感じやすさも人それぞれ。やせている人の方が太っている人よりも感じやすい、と言う話はよく聞きますね。
もし胎動をあまり強く感じなくても、超音波映像で赤ちゃんが元気そうにしていればあまり心配する必要はありません。

また、この頃になるとふっくらするのはお腹だけじゃありません。乳房も大きくなり、腰のあたりにも皮下脂肪がついて、全体的にふっくらとしてきます。
そろそろ妊娠前の下着がきつくなると思いますので、そうなったらマタニティー用の下着に切り替えましょう。マタニティー用の下着は豊かになっていくバストやお腹を優しく、それでいてしっかりとサポートしてくれる、いずれお母さんになる女性の体を考慮して作られているのでものを選ぶようにしましょう。